第9章 すべてが始まったとき
・その生き物たちは、事態を動かし始めている、と言った。
(以下、ウォッチャーズ第8章を参照)
・1975年、ベティはJ.アレン・ハイネック博士の投稿した新聞記事を読み、絵と説明文を郵送した。
・3年間何の連絡もなかったが、ある時にジュール・バイヤンコートという調査員から電話があり、ベティは催眠術を受けることに同意した。
・何カ月も催眠術と質問を受けて、ベティの情報は間違いなくUFOに関連していることが明らかになった。
・有名な研究家のレイモンド・E.ファウラーがそのことについて本を書いていいかどうか尋ねたので、ベティは同意した。
・ファウラーがこの重要な資料について報告して本に書くように精神的に仕込まれていたということを、ずっと後になって、ベティは生き物たちに言われた。
・ベティとジムは昔からの友人の家の記念パーティーに招待されていた。
・ジムと彼の父はリビングのテレビでカウボーイの映画を見ていた。
・ベティは寝室で着替えをしていたが、何らかの理由でベティは操られたかのように寝室を出て、台所を通り抜け、リビングのテレビのところまで歩いて来て、彼らがテレビを見ているのにチャンネルを変えた。
・それからベティは寝室に戻って着替えを続けた。
・ベティはなぜそうしたのか分からなかった。
・ベティとジムが車でパーティーに行くと、かなりたくさんの人がいた。
・ジムは飲酒して、非常に騒がしく醜悪になった。
・家に帰って数時間後、ジムは暴力事件を起こした。
・その後、ジムが失踪した話。
・数ヶ月してベティの息子のスコットが結婚し、妻と一緒にガードナーのアパートに引っ越しした。
・トッド、ボニー、シンディ、そしてジムの父が家にいた。
・トッドは17歳であったが雄牛のようにたくましかった。
・トッドは毎朝、家畜の世話をしてから学校に行き、放課後は製材所に働きに行き、家に帰ってからは再び家畜の世話をしたが、ただの一度も文句を言わなかった。
・ベティは一日中、庭の野菜を摘み、缶詰にして、貯蔵していた。
・食べ物はたくさんあったが、資金はほとんどなくなっていた。
・結局、息子のジムとマークが父親捜しを手伝うために海軍から戻ることを許可された。
・最終的にある晩、酔ったジムから家に電話があった。
・ジムに会うために、ベティとトッドは飛行機でフロリダ州に行った。
・ジムは別の女性と暮らしており、ベティは結婚生活が終わったことを知った。
・マークは海軍に戻ったが、長男のジミーは家を手伝う任務をもらった。
・ベッキーとその子供たちは仕事をしようとしない夫と別居して、ベティたちと住むために家に戻った。
・姉妹のシャーリーが、ベティに冬の間に暖かいフロリダ州に来て仕事を見つけるように言った。
・ベッキーがベティの代わりに子供たちの世話をした。
・ベティはフロリダ州ポンパーノ海岸にある小さな家を買った。
・ベティはレストランでウェイトレスとして仕事を始めた。
・ベティはレストランの料理をするキャサリンにUFO体験のあることを打ち明けた。
・キャサリンの義理の兄弟とその友人のボブが魚釣りをするために町にやって来て、彼女の家に立ち寄った。
・キャサリンは義理の兄弟の友人も変わったUFO遭遇体験をしていたことを覚えていて、そのことをベティに話したがっていたので、彼女はベティの不思議なUFO体験のことを彼らに話したに違いない。
・次の日、ボブはベティを尋ねてレストランに来た。
・ベティはレイ・ファウラーに記者に話してはいけないと言われていたので、当初はボブにも体験を話せなかった。
・ボブは彼のUFO体験の間に起こったことをベティに話した。
・ベティはすぐに飛行機で家に帰らなければならなかったが、ボブは車の後ろに乗ることを提案した。
・ベティは人目が気になったが、その申し出をありがたく受け入れた。
・ベティたちがニューヨークに着いた時、白い大きな広告板に信じられないメッセージを見た。
・「ベティ、いずれにしても、イエスはあなたを愛している。」と書いてあった。
・文の最後に大きな赤いハートマークと感嘆符が付いていた。
・ベティは何も悪いことをしていないので、これは人の考えていることは気にするなというサインだ、とベティは解釈した。
・ベティは神が神秘的な方法で動き、ベティとその家族を見守り、ベティを助けるためにボブを遣わした、と理解した。
・ボブはベティを家に送り届け、コネティカット州に戻り、週末にベティに会いに来た。
・ボブはすばらしい人なので、いろんな面でベティを助けてくれた。
・ベティはレイ・ファウラーに電話して、ボブとの出会いや彼のUFO体験を話したところ、レイはボブと会う事にたいへん興味を持った。
・ベティはフロリダ州の家に引っ越すために、家畜や家財を売った。
・ボブはほとんど毎晩コネティカット州からベティに電話をした。
・ある夜、ベティたちが電話で話しているうちに、奇妙なクリック音と独特な音が聞こえた。
・例の生き物たちがベティたちの会話に割り込み、変わった言語で通信を始めた。
・最初はイライラしたミツバチのように怒っているような音がして、奇妙なブンブンいう音を伴っていた。
・「それは完了した。それはなされた。」と彼らが言ったように聞こえた。
・彼らは怒っているようで、ガシャン、ガチャンなどというような重機の音が聞こえた。
・彼らは「その人たち」について何かを言った。
・彼らは何か悪い事が起きそうなことをベティに伝えようとしているようだった。
・全員がぐっすり眠っていた夜明け近い深夜、巨大な白い光の球がリビングの中に現れた。
・それは部屋の周りをすばやく動いていて、まぶしい光の尾を残した。
・光の中で、動いている列車と重機のようなあらゆる種類の大きな音がした。
・その光はもう一度旋回し、ベティの頭上にすばやく急降下して、窓から出て行った。
・奇妙なことに、ベティとベッキーの2人以外は誰も目を覚まさなかった。
・夜明け間際であったが、空全体が美しい色とりどりの光で照らされていたので、ベティたちは驚いた。
・ベティはその2つの別々の出来事がUFO現象と関連しているのは間違いないと感じていた。
・何か避けられないことが起こる予告のように思われた。
・ベティはボブの両親に会うために、ボブと一緒に再び車でコネティカット州に行って、最終的にボブの父親と叔父に会うことができた。
・ベティとボブはボブの母親の家の私道にまで車で入った。
・ボブはドアのところで叔父に会うと、急いで車に戻って来て、「あなたを家に連れ戻さないといけない。」と言った。
・ボブは運転している間は静かで、何も言わなかった。
・ベティの家のすぐ近くで車を停めて、ボブは言った。
・「ジミーとトッドが事故に遭った。彼らは2人とも死んだ。」
・ボブは可能な限りの助けをしてくれることは分かっていたが、ベティは誰にも頼りたくなかった。
・ベティはこのことを経験し、子供たちが家族のためにがんばれるように強くなる必要があると考えた。
・それでボブは仕方なく庭から車を出して、コネティカット州に戻った。
・主はベティに7人の子供を授け、今や2人が永遠なる父の元に帰った。
・そこでは彼らは主イエスの両腕の中で安全に休んでいることをベティは知っていた。
・この心の中の真実を示すため、彼らの棺桶の上をすべて白い花で飾り、青い花で「主よ、私の息子たちはそなたの息子たちです。」と読めるように注文した。
・敬愛する情け深い牧師は葬儀の費用を援助するために寄付金を募ってくれた。
・事故の正確な原因を知らせるために警察が家に来てベティに話してくれることはなかった。
・うやむやのままの多くの疑問があるようだった。
・その車はベガと呼ばれていて、多数の死亡事例が報告されていることから多くのリコールがあった。
・その晩、ジミー、イレイン、トッドとマリアは車で家に向かっていた。
・彼らはイレインの私有車道に寄っておやすみと言った後、イレインは中に入った。
・ジミーが車を出して私有車道から本線に出ると、突然、車が前に急加速して、コントロール不能となった。
・イレインの私道から黒いスリップ痕が始まっていて、短い道路に沿って衝突現場までずっと続いていた。
・ジミーはそれを止めようとして、ほとんどブレーキの上に立っていたに違いない。
・複数の光の球が出現して、トッドがマリアをかばうためにすぐに腕を差し出したので、彼女は大けがをせずにすんだ、とマリアは言った。
・ジミーとトッドは1977年10月22日の夜、衝突で即死した。
・ジミーは弟のスコットからこの車を買ったか借りていたかにちがいない。
・スコットの車は数か月前、エンジンを始動させると突然、前に急発進して、家に衝突して大きな穴を開けた。
・それは時々同じ問題を起こし続けるまさに同じ車で、ジミーが運転した日にたまたま問題が起こった、とベティは信じている。
・その生き物たちは事故とは関係がなく、あっと驚くような試練が迫っていることを伝達、または警告しようとしていたことをベティは理解した。
・時が経ち、ボブが週末ごとに訪れるようになると、またしても奇妙なことが起こり始めた。
・バスケットボールかグレープフルーツくらいの大きさの白くまぶしい光の球が1階の窓を通り抜けて、空中をビュッと飛ぶのを、昼夜を問わず見るようになった。
・マリアがベティと話をするために立ち寄った時にも、この現象は起こった。
・ボブが椅子に座っていると、椅子が振動して揺れ始め、ボブがもう1つの椅子に座ると、すぐにその椅子も振動し始めた話。
・ベティとボブがリビングで座っている時、ベティはテレパシーでメッセージを受け取り始めた。
・ボブは異変に気付いたが、ベティが2人の息子を亡くして未だに疲れ切っていることを知っていたので、ボブは一時的に通信を遮断するために手をたたいて非常に大きな音を立てた。
・ベティはすぐに「彼は行かなければならない。」というメッセージを聞いた。
・ベティは生き物たちの軽率な発言が意味することについて、悩んでいた。
・次の週末、ベティはボブの両親に会うために、ボブに連れられてコネティカット州に行った。
・マサチューセッツ州オレンジに向かっていたところ、空全体がすばらしい光で輝いているような光景が現れ、ベティは心の中で生き物たちが「彼はとどまることができる」と言うのを聞いた。
・ベティとボブは2人とも幼少の頃から始まる変わったUFO遭遇体験があり、2人のシンクロニシティは驚くべきものだった。
・2人とも1944年の子供の頃にUFO体験があり、1967年の大人になっても体験があった。
・その上、2人が結婚した後にもう一度1978年に一緒に乗せられた。
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