イエスはどうか? ブッダはどうか?
それらは二つの異なる質問だが、つながっている。まず、ブッダの教えがイエスの住んでいたヘレニズムのユダヤ人地域にまで届いていたことを理解しなければならない。なので、それらはキリスト教の一部となった。彼は、想像を絶する恐怖の世界に、慈悲と思いやりと人間の尊厳というメッセージをもたらした、精神の革命家だった。ローマ人の支配は行き当たりばったりで、残虐で、言い表せないくらい貪欲だった。古代の知識はローマ人の無知と権力によって台無しになった。この知識というのは、あなたたちが肉体に蘇らないよう故意に光の体となり、自由となる方法だ。キリストはこの知識を保護し、伝えるために、ここにいた。しかし、彼の知識さえもローマの政治家によってダメになり、彼の活動は死後に宗教に変えられた。
それでは、彼は復活しなかった?
いや、それにはちょっとしたポイントがある。しかし、あなたたちはそれを理解できなくなった。福音書では起こったことを忠実に述べている。彼は現れた。たしかに死後に歩いた。それは彼の双子ではなかった。
どうやって?
彼は自分の光の体を意識でコントロールした。彼は思い通りに自分の肉体のイメージを映し出すことが出来た。死者のなかにも瞑想と集中の訓練があることを分かってほしい。天使が歌う時、これは彼らの務めで、エクスタシーの1つの訓練に従事しているのだ。思考を自由にすることで、自分が存在しない場所に、自分自身を出現さすことができる。彼らは意識を無限に広げることができる。それから、すべての世界を見ることや、特に宇宙を満たすエクスタシーに参加することができる。神は、すべての人とすべてのものを分かち合うものだ。
キリストは再び現れるだろうか?
彼は何度も現れているし、ブッダもそうだ。しかし、彼がちょっとした暗がりで泥棒として現れることを、忘れないように。私が説明したように、彼の光の体は本来なら宇宙を満たしているが、外見があらゆる点で肉体のように変化することが出来る。現在の大きな誤りは、あなたたちの宗教がキリストを具体化していることだ。あなたたちはいつもキリストに呼び掛けている。そうではなく、自分自身の心に呼び掛けた方がいい。というのも、彼の住み家はあなたたちの心の中にあるからだ。
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