ボブ・・・わからないけど、イヤです!
ボブは自分を椅子に貼り付ける見えない力に必死に抵抗し始めた。彼は明らかにおびえていた。
フレッド・・・大丈夫、落ち着いて、落ち着いて。大丈夫です。
ボブ・・・もうたくさんだ!ここから出たい。わ、私はイヤです!
フレッド・・・起こしてほしいですか?
ボブ・・・いや、ただ彼らにこれがイヤだと言っているだけです。
ボブは再び催眠術師の椅子から必死に体を持ち上げようとした。
ボブ・・・彼らは私に危害を加えるつもりはありません。でも、ここに拘束されているのはイヤです。
フレッド・・・あなたは実は何か内面の精神的な方法で拘束されているのですか?それとも何かの器具で拘束されたのですか?
ボブ・・・ここには何もない![これまでのセッションで初めて、ボブの声に怒りがこめられている] ただテーブルに拘束されてるだけです。
フレッド・・・彼らはあなたの心を何かコントロールして、あなたがそこから動けないようにいるのでしょ?
ボブ・・・テーブルのせいなのか、自分の心の問題なのか、何なのかはわかりません。わかっているのは、イヤだということです!
明らかに誘導尋問であったが、またしてもボブは罠に引っかからなかった。
彼はその出来事を体験したとおりの形で、自発的に追体験をし続けた。
UFO体験をしたことのない者でも催眠下で第三種接近遭遇(CE-3)を語ることができる、と主張する批評家もいる。
もちろんこれは事実だ。
しかし、催眠状態で物語を語るのとトラウマ体験を一人称で追体験するのとは、本来まったく異なる。
もし誰かに頼まれれば、私は素晴らしいUFO拉致事件をでっち上げることはできるが、明らかな感情やそれに伴う身体的反応とともに、そんな物語を実際に再現することはできない。
プロの催眠術師であれば、尋問と再現の最中に私の策略を容易に見抜くだろう。
プロなら私が本当に深い催眠状態に入っているかどうかも判断できるだろう。
ボブ・・・彼らは私に「怖がらなくていい」と言います。でも、起き上がらせてもくれません!
フレッド・・・触られましたか?
ボブ・・・いや、でも何かしようとしている、という感じはしました。
フレッド・・・わかりました、続けてください。
ボブ・・・彼らの一人が足元のほうに来て、爪を削っています。
ラリー・・・何を使っていますか?
ボブ・・・小さなクロムの鉛筆か、歯医者の器具みたいなものに見えます。爪の下側の表面を削っています。
ラリー・・・爪や足の指を掃除するように?
ボブ・・・ええ、何でそんなことをしているのでしょうか?彼らの一人が私の頭を動かしています。私の後ろにいます。こんなのはイヤです!
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