第11章 どこへ行っても
・時が経ち、ベティは冬にアッシュバーナムの大きな家を売りに出し、ボブのトレーラーで暖かいフロリダ州の家に行った。
・この頃、ベッキーと2人の孫娘はオールド・イングリッシュ・ビレッジにあるアパートに落ち着いていた。
・スコットと彼の妻、そしてベティの新しい孫娘はマサチューセッツ州のガードナーに住んでいた。
・ベティたちは新居に到着し、ボブは仕事を探している間はトレーラーで生活した。
・娘たちは高校に入学したが、ボニーは学校が好きではなく、生活の中でボブを受け入れたくなかったので、家族が元の状態に戻ることを望んでいた。
・ボニーは気難しかったので、一時的に姉のベッキーと暮らすために北に戻ることをベティは許可した。
・ベティはボニーの将来を心配したため、もう一度マサチューセッツ州のまだ売れていない大きな空っぽの家に戻る決心をした。
・ベティの姉のシャーリーがフロリダ州のすぐ近くに住んでいたので、ベティの母は残って彼女と一緒に住むことにした。
・ベティとシンディは元の家に戻った。
・ボブはコネチカット州の以前の仕事に戻り、ベティに電話をかけて会いに来ることを続けた。
・その頃、ボブはベティに求婚していた。
・ベティは1978年に離婚届を受け取ったので、2人は8月21日に結婚した。
・ボニーは気持ちが落ち着いて、結婚という事実を受け入れて家に戻って来た。
・ベティたちはアッシュバーナムの大きな家を売り、メリデンに小さな2階建ての家を買った。
・ボブは定職に就きながら、飛行機の操縦士のレッスンを受け始めた。
・ボブがベティを飛行機に乗せると無線装置とナビゲーションが故障して、ベティが飛行機から降りるとすぐに元に戻った話。
・メリデンの家でも異常なことが起こり始めた。
・夜に誰もいないのに玄関のベルが鳴った話。
・リビングの照明の光が突然激しくなり、点滅をはじめて止まらなくなった話。
・朝起きると、キッチンの廻り縁がすべて壁から引きはがされて床に置かれていたが、仕上げの釘はまだしっくいに刺さっていた。
・それと同時に、大きなステンレス製のスパゲティの深鍋が二つに割れていたり、いくつかの透明な飲用コップのグラスの中に、くねくねした白いマークが埋め込まれていた話。
・ボニーとシンディとボブが別々の時間に家の中でシャドーピープルを見た話し。
・ベティとボブが眠っていると、午前3時に寝室が赤い光に包まれて、突然、何百もの鳥の鳴き声のような音が聞こえた話。
・シンディが亡くなった友達から電話を受けた話。(アンドレアソン事件の遺産 第4章 参照)
・(以下はウォッチャーズ 第9章のメリデン事件を参照)
・ある晩、ベティとボブは部屋の屋根の上で何かの回転する音を聞き始めた。
・ベティはバスルームで歯を磨いていて、ボブはベッドのそばで靴下を脱いで寝る準備をしていた。
・回転音がとても大きくなり、ベティが振り向いて見ると、突然ボブは床から浮かび上がった。
・ボブは同時に2か所に存在し、床の上で靴下を脱ぎかけている方は仮死状態のままで、もう一方はベティの方に突進してきた。
・2人は抱きしめ合って、空中に上昇した。
・2人は引き離されて、別々の方向に進んだ。
・ベティの体から色が消え幽霊のようになり、全身が光を吸収し始め、黄金色に輝いた。
・ベティがこの黄金の光の中を移動したとき、そこには他の黄金の人たちの姿もあった。
・その人たちも何の特徴もないように見えたが、その人たちを見たり聞いたりすることはできた。
・ベティたちは全員、通路と非常に高いドーム型のトップのある大きな部屋の中に移動していた。
・巨大な円形の部屋の底のフロアに、3つのテーブルの上に白い毛布で覆われた人たちがいて、それぞれのテーブルの周りには小さな生き物たちがいた。
・ゆっくり回転する通路に沿って、ベティと黄金の人たちは移動していた。
・ベティたちはみんな立ち止まり、お互いの手のひらに触れ始めた。
・まるでみんなの中に一体感があるような感じがした。
・回転する通路の反対側にはボブがいて、白いローブを着た2人の背の高い白髪の人たちと一緒にいた。
・ベティたちがゲームのようなものをした話。
・一緒にいた光の存在の一人一人が実は人間で、様々な人種や国の人間であることにベティは気がついた。
・これは世界が狭いことの証明であり、UFO現象は世界中の人々に影響を与えていることを示している、とベティは考えている。
・長くて白いローブを着た背の高い白髪の青白い男性たちがベティたちを静かにエスコートした。
・(以下はボブの視点での記述)
・1978年、ボブとベティはコネチカット州のメリデンにある自宅の上で大きな騒音を聞いた後、一緒にアブダクションされた。
・船に乗ると、2人は別々になった。
・ベティたちのグループはどういうわけか光か魂のような存在に変わり、ゲームのような何らかの学習作業に夢中になっていた。
・その間、ボブはこの船の中の別の部屋にエスコートされ、そこで2人の背の高い白い長老から知識を与えられた。
・最初に、ここにいるのは特権であり、精神的な発達がボブのレベルの人たちは、普通この場所には到達しないことを告げられた。
・ボブがここに来ることを許されたのは、ベティの発達のレベルが原因に違いない、とボブは考えた。
・ボブとベティは魂の状態でその場所に存在していて、その光の体が本当の人間であり、死なない部分だと説明された。
・私たちは段階的に進歩していて、私たちの地球における存在は、長い学習過程の中の1つのステップに過ぎない。
・それは人間の心が理解することのできないプロセスだ。
・魂は異なる時代に異なる肉体に存在してきた。
・地球のレベルでは、悪は否定的な側面だ。
・もっと大きなレベルでは、悪は私たちに前進と克服をするチャンスを与える総合的な計画の一部だ。
・地球のレベルでは誰もが悪いことをする能力がある。
・悪をしない人、つまり悪と戦い学び悪を克服して前に進んだ人は、次の領域で途方もなく進歩する。
・自然の中のすべてのものはプラスとマイナス、光と闇、否定的なものと肯定的なもの、善と悪を持っている。
・そうでなければならない。
・いくらかの悪がなければ、選択の余地はない。
・成長はありえない。
・私たちは善のために悪を必要としない。
・私たちには選択が必要だ。
・創造主は私たちに選択を与えた。
・複数の選択肢がなければ、私たちはその選択をすることができない。
・善か悪か、それはとても単純で見事だ。
・しかし、選択をするためには悪が存在しなければならない。
・だから、このレベルでは悪が存在しなければならない。
・ベティとボブは1979年にメリデンの家を売却し、コネチカット州チェシャーにある牧場風の家を購入した。
・メリデンの家でも電話を盗聴されたり、監察官に郵便物を開かれたり、マークのないたくさんの黒いヘリコプターが飛んで来た話。
0コメント