それが出来ないから、多分しないのだ。ビジターたちは、物理学の立場から、どこか制約されているのかもしれない。もし、彼らがタイムトラベラーなら、彼らの過去を変える能力は、以前に述べたように、多分かなり限定されるだろう。もし、この宇宙と同じ場所を占有する他の物質的な宇宙があって、それが彼らの起源であれば、彼らは他の不可解な束縛を受けているのかもしれない。
彼らは出来ることをすべてしているかもしれない、と考えると落ち着くが、もしかしたら、これが本当かもしれない。いずれにせよ、私自身の道徳的な立場は、非常にはっきりしている。彼らが実在していることを明らかにして、出来るだけ正確に自分の話を伝えることを、続けることだ。そして、この結果が、社会的に無視される、という悲惨な殉教になっても構わない。それはすべての人から、というわけではない。私は、第三種接近遭遇を経験した他の人たちと会って楽しみ、次々と驚くべき経験をしているし、彼らは魅力的なグループだ、ということが分かっている。
もし、私と同じように、X線で簡単に確認できる物質が、彼らの大勢の体内に埋め込まれたとすれば、彼らの記憶の始まりを測定する客観的方法が存在する。そのような人たちを肉体的、心理的に深く研究すれば、ビジターたちの動機を完全に暴くことができるかもしれない。
いずれにしても、もしかしたら私たちは、そのように自分たちの進歩をののしり、自分たちを危険にさらすような無知な奴隷状態から、あとほんの少しで自由になろうとしているのかもしれない。マスターは、「あなたたちの知能が不十分な理由は、人工的な(知能)増幅の過程が遅れているからだ。」と言って、私たちはもっと賢くなる能力のあることを、はっきりさせている。
私たちは、本来備わっている程度の知性はあるが、可能な限りの知性ではない、と彼は言っている。
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