22-12
・この大きな長い長い廊下を下って進んでいるのですが、最後まで行くと、私たちは屋外に出たみたいでした。
・長老が私たちの道案内を続けました。
・このエリアは風が冷たく感じられるようになってきて、暗いように思えました。
・でも、私は気になりませんでした。
・もっとも、私の全身とローブは、まだ明るい光のオーラで照らされてはいましたが。
・前方の、ほんの少し離れたところに、大きくて丸い光り輝く物体が見えました。
・近づいてみると、それはオーブのような形をした船でした。
・その巨大な船に到着して、長老が何か手を動かすと、中の照明が自動的につき、ドアが開きました。
・私たちはすぐに入ることができました。
・明るく照らされた船内に私たち3人全員で入りました。
・中に入ると、内部は外観よりもはるかに小さく見えました。
・中央付近に5つの席がありました。
・長老は私に5つの列になった席の真ん中に案内して、座るように言いました。
・私の左側にウォッチャーが、右側に長老が座りました。
・この時、ウォッチャーが私の心を読んでいるのを感じました。
・私は疑問を抱えたまま黙っていましたが、答えはありませんでした。
・私が「この物体はどうやって飛ぶのだろう。」と戸惑い、不安になっていることが彼に伝わったのでしょう。
・計器類はどこにあるのだろう?なぜ、このガラスの床の真ん中にこれらの座席があるのだろう?と思いました。
・私の心を通して、彼はこの球体が非常に有能であることを保証し、4つの座席の全部が他の位置やいろんな方向に移動したりすることができ、この特別な船の中で十字架の形に整列することさえもできると述べました。
・彼がテレパシーで私に伝えたことは奇妙なことだと思いました。
・十字架の話をすることで、私を慰めようとしているのか、安心させようとしているのかと思いました。
・明らかに、疑いもなく、ウォッチャーや長老はこの物体を操縦する方法を知っているはずです。
・しかし、この球体の最も驚くべき点は、外側がガラス張りであることに加えて、内部もすべてガラス張りであることでした。
・内側と外側のガラスの間にエンジンや可動部は見えないのに、窓ガラスのようにそれらを透過して見ることができました。
・固いガラスの間には、この球体を飛ばすためのシステムや装置のようなものは、確かに見当たりませんでした。
・私はそこに座りながら、「もしかして座席の中に電源が入っているのではないだろうか?」と考えました。
・もしかしたら、中央の座席がメインのコントロールエリアだったのかもしれません。
・ああ、そうでないことを願います。
・というのも、長老が私に座るように言ったのはまさにその場所だからです。
・もしかしたら、ウォッチャーが言っていた動くことのできる4つの座席の下には、何らかの目に見えない電源システムが隠されているのかもしれません。
・おそらく球体の内部は単にガラスではなく水晶で、たぶん座席の下に隠されている何らかのテクノロジーに電力を供給する電気エネルギー源になっているのかもしれません。
・本当にもう一度ザ・ワンに会いに連れて行ってもらえるのか、私たちが移動するのを待っているのか、という実際の心配事だけでなく、私の心はドキドキしていました。
・私は、自分が座っているこのガラス球に対して好奇心を持つことは当然のことだ、と自分に言い聞かせ続けました。
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