22-13

・突然、船が持ち上がって、ゆっくりと上へ、そして外へと移動するのを感じたので、私の思考はすぐに現在に戻りました。

・ようやく目的地に向かいました。

・私たちがあとにした灰色のエリアを確認しようと顔を向けると、遠くに暗い穴が開いているのが見えました。

・そこは私たちが球体に乗る前に大きな廊下から出てきた場所でした。

・突然、球体が停止して、そして落ちるのを感じました。

・喉と胃が変な感じになったので、強く飲み込んで、座席に身をかがめて、何が起こっているのかを理解しようとしました。

・球体は真下の暗い水の中に落下して、波打つ水面をゆっくりと移動していました。

・そこは極端に風が強く、白い泡と激しい波がガラスの球体の外殻に打ち付けていました。

・船はゆっくりと周囲の荒波の中に沈み始めました。

・間違いなく私たちは沈んでいました。

・私はすぐに座席の横の部分をつかみ、静かに祈りを捧げ、息を止めました。

・長老は私の思いを察して、決して溺れることはないと約束してくれたので、本当に安心しました。

・深くなればなるほど水は穏やかになり、私はホッと一息つきました。

・進んでいくうちに、少し暗くなってきましたが、球体の中には光がありましたし、体とローブから発せられる光で、私も輝いていました。

・私たち3人は座ったまま黙っていて、船は順調に進んでいきました。

・その時、球体のスピードが落ちて、進行方向が変わるのを感じ、そして、再び上方へ動き出しました。

・水が船体から流れ出し、船体はゆっくりと浮かび上がり、ついには水の支配から自由になりました。

・私たちは座ったままで、球体は水面から浮かび上がり、美しい薄緑色の大気の中に入っていきました。

・私たちはしばらくの間、この独特な緑のエリアを移動しました。

・球体に映った像は不気味でした。

・もう1つのエネルギー波が現れて球体を下に押すと、球体は再び下降し始めました。

・またしても水しぶきを上げて深く潜ったのですが、今回クリスタルガラスの球体を覆っていたのは、緑色の水でした。

・水中の別のエネルギー場によって、船はさらに深くに潜りました。

・これらのエネルギー波は非常に強力で、その時、私たちはより深い深緑色の水へと向かう激しい流れに巻き込まれ、それに押し流されていました。

・球体はなんとか流れから解放されて、私たちは深緑色の領域の奥へと降りて行きました。

・長老は手を伸ばして、再び私の額に触れました。

・私は大丈夫だと言いましたが、長老はよく分かっていたと思います。

・私は壊れたレコードのように、もう一度彼に尋ねました。

・「なぜ、ザ・ワンが私と話したがっているのか、教えていただけますか?」

・彼は私の質問攻めに少しうんざりしていたようで、最後にこう言いました。

・「すぐに答えがわかるでしょう。ザ・ワンが言われるにちがいありません。」

・あらいやだ、その答えは私が聞きたかったものではない、と思いました。

・私はため息をつき、腰を下ろしました。

UFO接近遭遇-未訳本の紹介

UFO関連で日本語訳のない洋書を紹介しています。 あらすじを参考に原書の確認をおすすめします。 私は本の内容を見抜く目を持っていません。 ご自身でご判断いただければ幸いです。 https://www.instagram.com/daisuke_ufo/ https://twitter.com/UFO_Tom

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