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・しばらくすると長老は足を止めて、わざわざ球体を指差して、それほど遠くないことを教えてくれました。
・ここに来るときに乗っていた船がまだそこにあったので、うれしかったです。
・これで少しはゆっくりできるだろう、と思いました。
・球体の一部に霧がかかっているのが見えました。
・あとに残っていたウォッチャーは、開いた入り口のそばに立って、私たちの帰りをひたすら待っていました。
・私たちが球体に到着すると、入り口にいたウォッチャーは手で長老に何か合図をして、船の中に入りました。
・それから長老と私が中に入るとウォッチャーがいて、彼は元々5つ並んでいた席をどういうわけか丸みを帯びた部屋の右側に移動させ、その席に座っていました。
・彼は手に持った小さなパネルのようなものに触れて、集中していました。
・突然、船のドアがしっかりと閉じました。
・今まで気づかなかったのですが、このシースルーで少し斜めになっている床は少し歩きにくかったです。
・それから長老は私を前方の席に案内し、ウォッチャーの方を向いてうなずき、私のそばに座りました。
・この真ん丸い球体の中を行き来することから推測できることですが、この機械の内装と外装は壁のようで、まさにすべてが窓になっていました。
・結晶化したガラス素材のツルツルで丸みを帯びた内装には、継ぎ目や金属の接合部や保持するパネルのようなものは見当たりませんでした。
・まるで丸みを帯びた硬いガラスの層の中に座っているかのようで、内側には席やいくつかの小さな金属が取り付けられていました。
・不思議なことに、それまでは壁にある小さな物体に気付いていなかったのです。
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