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・今回の行路でも、浮遊する不思議なクリスタルにどんどん近づいていきました。
・私は待ちきれませんでした。
・エネルギー場からどんどん離れ、不思議な光に近づくにつれて、遠くの前方に色とりどりの鮮やかな虹が見えてきました。
・空とあちこちの霧のいたる所で、ほとばしるような色彩ときらめく光が漂い、点滅していました。
・球体はまるで荘厳な生きた存在のような、クリスタルから成る幻想的なフィールドに向かっていました。
・これはきっと宇宙にあるザ・ワンの天国の庭に違いない、と思いました。
・さらに近づくと、やさしい鐘の音が聞こえてきました。
・吊るされた壮大なクリスタルの美しさだけでは物足りないと言わぬばかりに、その聞き慣れないメロディーに耳を澄ませました。
・またしても、幻想的なクリスタルが前後にリズミカルに揺れ続けながら、美しい独特な音を奏でていました。
・私は息を整えて純粋な喜びを解放するために、深く息を吸いました。
・この上なく美しい奇跡的な光景を見て、私は力が抜けてしまいました。
・ようやく私たちは光り輝く生きた石が果てしなく広がるところに到達しました。
・あらゆる形、大きさ、色のクリスタルが空中に浮かんでいて、色とりどりの野原のように広がっていました。
・お互いに優しく触れ合いながら、華やかな音楽を奏でているクリスタルの群れもありました。
・その後、驚いたことに穏やかな音楽は歌声のようにも聞こえ始めました。
・再び球体が開口部の隙間を縫うように移動して、突然止まらなければなりませんでした。
・私たちは今、美しく輝く色とりどりのクリスタルの壮大な輪に囲まれ、その真ん中にいました。
・私たちは動くことができませんでした。
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