23-5
・私は長老に向かって、何が起こったのかを尋ねました。
・「ここからどうやって移動できるのですか? すき間がありません。ものすごく美しいのですが、ここに居続けるわけにはいかないですよね。」
・すると突然、大きな白い鳥の群れが現れて、クリスタルの中央部分の下から上に向かって飛び、一時的に球体の周りを回りました。
・「見て、見て。」と私は長老に言いました。
・「私は正しかった。やっぱりね。あなたが私をザ・ワンに会わすために連れて行ってくれた時、緑色の水の中に見えたのは魚ではなくて鳥だったのです。どうして教えてくれなかったのですか?鳥が水中を泳ぐことができるこの場所は何なんですか?」
・長老は、まるで私たちの周りに漂う聞き慣れない音楽に耳を傾けているかのように、じっと座っていました。
・彼は明らかに話し好きではありませんでした。
・私が何を考え、何を言い、何が起こっているのかには、興味も関心もないようでした。
・私のすべての質問が気に入らなかったのでしょう。
・私はすぐ近くの動くクリスタルの上に止まっている美しく非常に大きな鳥たちに注意を戻しました。
・それらは本当にじっくりと近くで見ることができました。
・動くクリスタルから出る色とりどりの光が明るく点滅し続けているのに、白色の鳥の羽毛には反射せず、変化もしていないので驚きました。
・それらはずっと完全に真っ白なままでした。
・これらの珍しい鳥は、頭がとても小さくて丸く、鳩の目のような大きな目をしていました。
・でも、不思議なことに、くちばしは無さそうでした。
・もしかしたら羽毛の生えた首の部分に埋もれているのかもしれないと思いましたが、自信はありませんでした。
・聞き慣れないが美しい音楽がまだ聞こえていました。
・今回に限っては、非常に穏やかな歌声も混じっていました。
・最初に聞いたときは、クリスタルの石から聞こえてくる歌声だと思いました。
・今度は、ひょっとして純白の鳥が歌っているのではないか、もしかしたら羽の生えた天使の一種なのかも、と思うようになりました。
・それらは普通の鳥とは違って見えて、頭が小さく、翼幅や尾は長くて広かったです。
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