しかし、彼は、私たちを完全な人間であるとはみなしていなかった。彼は、このように状況を説明した。
真の人間には、4段階の心がある。あなたたちのほとんどは3つと、おそらく4つ目の痕跡しかない。あなたたちは、宇宙の人類の一員となる運命だ。しかし、それは実現しないかもしれない。
それで、この第4段階の心とは何で、どうやってそこに到達するのか?という疑問が生じた。この特異な疑問に対する彼の答えは、彼が他に類を見ない、ということの核心に触れている。彼は漠然とした言葉ではなく、神秘的な舞台から問題全体を取り出し、実際の状況にしっかり当てはめて、非常に具体的な発言をした。
神経系を満たす電磁場の一部は、体の皮膚の数センチメートル上にある。この電磁場は、心臓や脳と同じで、1つの器官だ。それは、量子を重ね合わせた状態の、宇宙のどこにでもある電子で、どこか特定の場所にあるのではない。いつでもどこからでも情報が刻み付けられる可能性がある。それを使って、他の世界を見ることができるし、過去や未来、そして自分の周りの人たちの生涯をみることもできる。神に出会うかもしれない。
「神に出会うかもしれない」、という謎の文で彼が意味していたかもしれない内容は、私には分からない。多分、もっと私たちがこの電磁気でできた器官を活用できれば、解明されるだろう。
しかし、残りの発言は、非常に参考になることが多い。実のところ、この電磁場に対して、そして、いわゆる「心霊」を交換する媒体に起こりえる性質に対してまで、かなりの科学的研究が行われている。Daryl Bem とCharles Honortonは、1994年のPsychological Bulletin(115巻、第1号、4-18)に掲載された「超常現象は存在するか?」という論文の中で、精神活動の1つの学説に挑んでいる。彼らは「ベルの定理では、量子メカニズムに対応する現実のモデルは、どんな場合でも非局所的でなければならない、と述べている。そのことから、任意に離れた2か所の観測結果が、物理的に可能ないかなるメカニズムとも矛盾する形で相関する可能性がある、ということを考慮しなければならない」、という学説を立てている。
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