もとの研究は、マインドサイエンス財団の支援を受けて、ウィリアム・ロール博士によって行われた。怪奇現象がよく報告される場所で、事実に基づく科学によって、何か検出できないかを試みた。
測定器は、異常な電磁プラズマの存在と、そこで気温が著しく低下した場所も存在したことを検出していて、幽霊が見られる場所では常に異常現象が観測されている、と結論できるくらい、矛盾がなかった。
New Scientist誌によると、「明らかになった徴候の中で最も説得力のあるものは、幽霊の出現する場所では磁場が急激に変動する、という徴候だ。」
これらの磁場を検出することは、アマチュアですら、容易になっている。怪奇現象のおこる場所では、音声や録画テープでちょっとした声が聞こえるだけでなく、録画テープで光のオーブが出現することも観察されかけている。
さらに、物理学者のフランク・ティプラーは、宇宙の終末の数理モデルを考えている時、偶然、神が存在する証拠を発見したことに気付いた。このことを書いた著書「不滅の物理学」は、科学界でひそかに強い影響を与えた。というのも、他の物理学者や数学者は、自然の構造体の中に、生きた存在の気配を垣間見たからだ。
マスターは、この考え方によって、完全に心が穏やかで、まるで、生者の観点だけでなく、死者の観点で理解ができるかのように話した。彼は、賢くて非常にユーモアのある男だった。彼の情緒は、静かで力強かった。私たちが罪について話した時、それまでとは全く違う感じだったので、私は、個人的に自分の周りで失望を味わってきた人と対面している気がした。罪は「神に冷酷だ」、と彼が述べた時、私は一瞬、真実の(であろうと思う)膨大なスケールの人生を見た。
皮肉にも、遠く離れて道に迷った惑星の、この小さなちりの上で孤立しながら、永遠の生命を直視して神の意識の中に居場所を見つけようと苦労している風変わりな種族が、本当に存在する。
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