第5章 宇宙人の世界への旅
・長い真っ暗のトンネルを通って、宇宙船を出た。
・ガラスのような透明なプラスティックの座席に座った。
・半透明の天蓋がベティの体を包み、チューブが口や鼻に接続された。
・彼らはそれを閉じて、密閉した。
・灰色がかった液体で満たされた。
・チューブを通して、濃いシロップが口の中に広がった。
・ようやく振動が止まり、液体が排水され、囲いが開いた。
・彼らは、黒い頭巾のようなものをかぶっていた。
・ドアが開き、暗いトンネルの中を滑るように動いていった。
・ガラスのような鏡を通り抜けた。
・あたり一面が赤色の空間に入った。
・通路だけが、黒のように暗い色だった。
・建物のいたるところに這いつくばっている生物がいる場所に来た。
・二つの大きな目を持ち、頭がないサルのような動物だった。
・円形の膜を通過して、緑色の雰囲気の空間に入った。
・彼らは黒の頭巾を脱いでいた。
・ベティは見慣れない植物、霧で覆われた水面、遠くに建物の集合体などを見た。
・ピラミッドのような建物があり、その頂点には彫刻をほどこした頭が取り付けてあった。
・それは、エジプト人の頭のようだった。
・立っているだけで前に進み、呼吸は普通にできた。
・ピラミッドのそばに、橋のような物があった。
・ドームがいくつかあった。
・どんどん上に昇って行った。
・空中に吊るされたクリスタルが、虹色に反射していた。
・目もくらむような光源のすぐ前に、巨大な鳥が立っていた。
・それは現実とは思えないほど大きかったが、まるで生きているように見えた。
・彼らが鳥のような幻影に近づくにつれて、熱くてたまらなくなった。
・ガラスの座席は船の中にあり、真っ暗のトンネルは船の外にあった。
・ベティは地球を出て宇宙に行った、と信じていたが、なぜか地球の真ん中にいたようにも信じていた。
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