フレッド    全然いいですよ。

残りの夜は、フレッドは催眠術に頼ることなくボブとそのエピソードについて少し詳しく話し合った。

どういうわけか、ボブはその声が何を言っていたのか思い出せなかったし、フレッドに伝えることもできなかった。

もし必要があれば、これを調べるためだけにあと2,3回集まろうということになった。

また、フレッドがボブを連れ戻したのは、幼い5歳の子供だったボブを恐怖に陥れた体験のほんの始まりにすぎないのは明らかだった。

事件が起こったとされる1944年当時、ボブと彼の母親はメリデンのサウス・ブロード・ストリートにある祖母の家で一緒に暮らしていた。

ボブの父親は海外で戦っていた。

母親は日中に2つの仕事をかけ持ちし、祖母が彼の面倒を見ていた。

フレッドはボブに目撃エリアのレイアウトについてとても慎重に質問した。

後催眠暗示(訳注:催眠から覚醒したあとに一定の行動をとるようにかけられる暗示)のおかげでボブは裏庭のことを鮮明に思い出し、もう恐れることなく質問に答えられるようになった。

フレッド    それを見た人は思い浮かびますか?その辺で遊んでいた子供は?人が見れるくらい近くにあった建物は?

ボブ      いや、当時はその近くにはあまり家はありませんでした。

ボブはフレッドのために大ざっぱな見取り図を描いた(図1のベティが完成させた見取り図を参照)。

ボブ      すぐ隣には家がありました・・・あっちにもこっちにも。裏庭は家から少し下に傾斜したところにありました。そしてまた別の土手があって、土手はもう一度下に傾斜していました。私はずっと後ろの一番下の方にいました。そこにブランコがありました。

背の高い松の木、1.8メートルの生け垣、鶏小屋が隣の家からそのエリアを隠していた。もう一方の隣の家からは大きな桜の木のためにその裏庭が見えなくなっていた。

フレッド    今夜ここに来たとき、あの年に戻るなんて予想してなかったですよね?何年に戻ると予想してました?

ボブ      1967年の話をすると思ってました。

フレッド    そう期待してましたよ。だから、日付がわからないと言ったとき、予想したことと違う何かが起こっているのだとわかりました。

もちろん、フレッド・マックスがボブに「最初にUFOを目撃した時」に戻るように命令したことがこの問題の鍵を握っていた。

ボブはその要望に応えたのだ!

彼の心は忠実に、5歳の子供のころの最初のUFO体験に戻った!

ベティから最初の会合の結果を電話で聞いたとき、私は驚いた。

それと同時に、リチャード・ナイツが私のためにこの事件を調査することができなさそうだったので、私はパニックになった。

UFO接近遭遇-未訳本の紹介

UFO関連で日本語訳のない洋書を紹介しています。 あらすじを参考に原書の確認をおすすめします。 私は本の内容を見抜く目を持っていません。 ご自身でご判断いただければ幸いです。 https://www.instagram.com/daisuke_ufo/ https://twitter.com/UFO_Tom

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