第3章 光の中の人々
3月25日、センターで最も優れた調査員の一人である警察官のラリー・フォセットに電話をかけた。
彼はさまざまな犯罪捜査の経験に加え、ゆうに10年以上にわたってUFO研究に携わり、空中現象調査機構(APRO)1、全米空中現象調査委員会(NICAP)2 、UFO研究センター(CUFOS)などの団体で務めてきた。
彼は1978年にCUFOSの調査員となり、1980年には全国の理事会に選出された。
ラリーはルーカス家からかなり離れた場所に住んでいたが、ためらうことなくその事件を引き受けた。
彼は催眠の会合に参加して連携を始めることを快諾し、次回は4月1日に予定された。
3月24日に行われた2回目の会合は1回目よりもさらに示唆に富むものだった。
前回の会合でボブはトラウマを負っていたので、フレッドはボブの健康を心配していた。
今回は医師が同席していた。
4月1日、ラリーは会合に参加し始めた。
彼はフレッドに催眠を使ってボブにその話の最初から最後までを再現させるように頼んだ。
ラリーにとっては状況を直接目撃して質問できる機会となった。
しかし、このような状況でもフレッドは1人で立派に仕事をしていた。
時々、彼はボブに誘導尋問と思えるような質問をしていた。
これはタブーとされている、というのも、目撃者に影響を与えることだけは避けたいからだ。
でも、たいへん興味深いことに、そのような質問は間違いなくボブの回答に影響を与えなかった。
このことは彼が誘導された体験ではなく、実際の体験を追体験していることを強く示していた。
2時間以上にわたる会話を再現するのは不可能で、文字に起こすと100ページ以上になる。
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