第6章 サプライズ、サプライズ
・ベティたちは何とかサウス・アッシュバーナムの古い植民地時代タイプの2階建ての家を見つけて引っ越した。
・ある晩、ベティが2階の女の子の部屋で寝ている時、向かいの男の子の部屋で大きな音が聞こえた。
・突然、150cmくらいの光の存在が部屋から出て来て、廊下を横切りベティの方に突進し、向きを変えて階段を飛び降りた。
・その姿は光の人間のように見えたが、目や鼻や口がなかった、という話。
・ベッキーの友達のキャシーとその友人が、2人とも湖に飛び込む光の存在を見た話し。
・この時、ベティたちがこの家で体験している奇妙な出来事はエスカレートし始めた。
・騒音があったり、小さな有色の発光体が浮遊したり、屋根裏部屋のドアがしっかり閉じているにも関わらず勝手にパッと開いていたり、ベッキーがベッドで寝ている間に何かに悩まされたりしていた。
・ベティがベッキーを寝かしつけている時、ベッキーのベッドの隣で何かが激しく呼吸している音が聞こえたり、揺りイスが動く音が聞こえたり、ボートがギシギシいうような音が聞こえたりした。
・家族全員が出かけている間、近所の子供たちが屋根裏部屋に明かりがついていて、男性の行ったり来たりする影を見たと報告した話し。
・ベティたちはアッシュバーナムのメインストリートにある大きな教会の地階で行われていたペンテコステ派の集会に行った。
・牧師は、主が参加者のためになされたことについて証言することを求めた。
・ベティは立ち上がり、神のすべての恵みとベティになされたすべてのことに対して感謝の言葉を述べた。
・ベティは「私はあまりお金を持っていませんが、神が授けた芸術の才能を神の栄光のために使います。」と言った。
・演壇にいる牧師の陰に座っていた牧師の妻が聖霊によって導かれた。
・彼女はすばやく立ち上がり、急いで階段を降りてベティに向かった。
・彼女はすぐにベティの頭の上に手を置いて、異言を話し始めた。
・異言が終わった後、牧師は聖霊を通じて解説をして、ベティは「女性を越えて祝福される」ことになるだろう、と言った。
・ベティは知らなかったが、その時に教会には2人の背の高い白髪の長老の天使が居合わせて、支援をしていた。
(ウォッチャーズ2 第7章を参照)
・ベティの子供たちは教会から家に帰って来ると、教区民の何人かを取り囲む赤色または白色の光を見た、としばしば言っていた。
・ずっと後になってベティたちが家で祈っているうちに、ベッキーも同じように火の異言を受け取った。
・聖書の変わった預言の中で語られていることを理解するのに役立てるため、ベティがもう一度ダニエル書とヨハネの黙示録の本の絵を描き始めたのはこの頃だった。
・ベッキーは動物が大好きで、ブーツという名の白黒の子猫を飼っていた。
・いじめっ子で無防備な動物を傷つけることで知られている2人組の少年が近所にいた。
・ある時、ブーツが1週間以上行方不明になり、ベッキーは毎日彼女を探していた。
・かわいそうで無力な白い足の黒い子猫は裏の森の木につるされて死んでいた。
・ベッキーは子猫の上でヒステリックに泣き続け、それは3日間続いた。
・ベッキーは聖書と教会の拝礼からイエスの死と復活について知っていた。
・ベッキーを慰めるために、ベティはベッキーに全てのことに可能性があり、ブーツが復活することさえも可能だ、と言った。
・心から信じれば神はイエスの復活と同じようにブーツを生き返らせることがあるかもしれない、とベティが言うと、ベッキーはすぐに泣き止み、疑うことなくそれを信じた。
・1週間が過ぎ、ベティが2階のベッキーの寝室でベッキーと一緒にいた時、窓の下の屋根の上に音が聞こえた。
・窓の外を見ると、5セントくらいの大きさのまぶしい白い光が屋根から離れて飛んでいくのが見えた。
・光は地面に着地して、しばらく輝いていた。
・ベティたちが走って外に出て光を探したが、何もなかった。
・それと同時に、15mくらい離れたところで、クレイグという名前の近所の男の子が家のほうに向かっていた。
・彼は、「ねえ、この猫はどこから来たの?」と言った。
・ベティたちが思った通り、それは4本の白い足をした黒い猫だった。
・「信じれば山を動かすことができる」し、確かに信じることでベッキーの猫は戻って来た。
・その数年前、ベティは自分の不注意から、またしてもひどく悲しくつらい出来事を経験した。
・ベティがリビングで家具やテーブルを磨いていて、つや出しの入ったボトルの栓を開けたまま洗濯物のマットを取りに外に出たところ、2歳のシンディがそれを飲んで息を詰まらせているのが聞こえた。
・結局、シンディは誤嚥性肺炎で入院することになった。
・2日がたって、医者はベティとジムに「彼女は今晩もたない恐れがある。」と言った。
・ベティは悲しみに打ちひしがれてベッドに横たわり、どうか自分と引き換えに彼女を助けて下さい、と神に頼んだ。
・家族全員が彼女のために祈った。
・2、3日後、ベティたちがシンディに会いに行った時、誰かが酸素テントの背面に新しい氷を入れていたが、氷から出た冷水がシンディの背中の辺りに漏れていた。
・ベティはとても怒り、シンディが大丈夫であることを確認するために一緒に泊まりたい、と言ったができなかった。
・2、3日後、シンディはだんだんと良くなり始めたので、医者は驚いた。
・それは祈りの結果であることをベティは知っていた。
・医者は2度とそのような症例を受け持つことはないだろう、と言った。
・それどころか、その医者はそのような緊急事態により対処できる設備の整ったボストンの病院に子供を送るつもりだった。
・シンディは元気で、回復への道を歩んでいた。
・シンディが退院する前、ジムはベティが大丈夫であることを確認するためホームドクターの診察に連れて行く、と言ってきかなかった。
・子宮頸部細胞診で子宮頸がんが見つかった。
・しかも、ベティは妊娠2カ月くらいであることが分かった。
・ベティは子宮全摘術を受けて、小さな胎児と癌は取り去られた。
・時間が経ち、シンディの誕生日パーティーのためのお金をもらうため、ベティはジムの給料日にフォルクスワーゲンのバスを運転して、ジムの会社まで行った。
・ジムの職場の入り口につながる通りの向かい側にバスを駐車していると、ベティは2人の男の乗った車が通り過ぎ、6mほど前方でゆっくりと止まるのを見た。
・車はバックして入り口に入り、開いた門にドシンとぶつかった。
・ベティは気付かないふりをしたが、芸術家であったので彼らの詳細を覚えていた。
・後で彼らは強盗であることが分かったが、ベティの記憶力のおかげですぐに捕まった話。
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