タイムトラベルは、私のような部外者のバックドアを通じて、このようなアイデアを仕込むのに役立つかもしれない。それらのアイデアは、その起源となった時代に近づけば近づくほど、より多くの人に広めることができるだろう。そういうことで、最初は鍵のマスターが実在のものだと受け入れられず、会話を書き写すまで2年もかかり、長い間出版をためらったのは、「祖父の矛盾」がおそらく影響していたのだ。よって、私の中で反対意見やためらいがあったのは、深いレベルでは他にとり得る行動がなかった、ということだ。

もしこれが真実なら、このまま私が年をとり、鍵のマスターが若い頃の私に関与する目的でタイムトラベルしようとしたその時代になれば、私は彼と再会することになるだろう。もちろん、もう一つの可能性は、彼が私の死んだあとの時代からやって来た、ということだ。しかし、彼が魂について述べた驚くべき発言が本当であれば、やはり未来に彼と会うかもしれない。実際、私が彼なのかもしれない。

インテリジェントマシンは、「例えばそのようなアイデアを社会に仕込むために、人目を避けて宇宙人が存在している、といった錯覚をおこすかもしれない」と彼は言い、ついでに時間旅行には制限があるようなことを言っていた。

もし同様にそれも未来から来たのであれば、私たちの時代に溶け込んで少しでも自由に行動するために、このようにするのかもしれない。タイムマシンは例えば宇宙人の存在のように私たちの現実生活の外側から侵入者だ、と観察者に信じ込ますことは、最小作用の原理を少し逸脱するのかもしれない。

「時間旅行は可能か?」という問いに対してスティーヴン・ホーキングは「その観光客はどこにいるのか?」と答えたことは有名だが、それが正しければ、これに対する答えとなる。彼らは大挙してここに来ている。彼らは、自分たちは宇宙人でタイムマシンは別の惑星から来た宇宙船だ、と思わせただけなのだ。

もちろん、宇宙人との接触に巻き込まれた人間として、この見解は色んなことを考えるきっかけになった。私の著書「コミュニオン」で述べた出来事を、しばらく誰も正確に語ることのできないことは明らかだった。1985年の12月、異様で不可解だが明らかに知的な生命体に囲まれて目を覚ました時、それは宇宙人とコンタクトしたように思えた。しかし、他のコンタクトストーリーを何万も聞いたり読んだり、私自身がさらに多くの体験をしたので、それが何か他のものを完全に隠すための入念な錯覚だとしても、少しも驚かないだろう。

UFO接近遭遇-未訳本の紹介

UFO関連で日本語訳のない洋書を紹介しています。 あらすじを参考に原書の確認をおすすめします。 私は本の内容を見抜く目を持っていません。 ご自身でご判断いただければ幸いです。 https://www.instagram.com/daisuke_ufo/ https://twitter.com/UFO_Tom

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