私は、すでに1998年にこの考えに達していたので、私たちの周辺に出現する見たところ宇宙人のような存在に関する彼の発言は、示唆に富む偽装である、ということがわかった。そして、今もそう思っている。しかし、ほとんどの異常体験と同じように、彼は背後の問題を解決することを何も話していない。他の可能性を付け加えただけだ。
この推論がより多くの人に公開されていないのは、とても残念だ。いずれにしても、蜃気楼のように未来を永遠に引き延ばす結論にせず、問題を発展させ続ける限り、それは非常に知的な挑戦であり、喜びである。この理由から、私は自分が遭遇体験したことを、今も感謝している。もっとも、それらを議論することで、私は社会から孤立したが。
彼はまた、私に強い影響を与えた環境に関しても、いくつか話をした。彼と出会ったとき、私はすでに環境科学に精通していた。事実とフィクションを織り交ぜた環境問題に取り組む推論の本Nature’s Endの共著者となっていた。
チャールズ・ハプグッドのPath of the Pole(極の経路)からローズやランド・フレム・アットやグラハム・ハンコックの本に到るまで、壊滅的な気候変動に関する数多くの本も読んでいた。
しかし、鍵のマスターは、突然の気候変動の要因として、地殻変動の事は触れなかった。その代わりに、大気のゆがみの結果、時間が経つと限界点に達して突然の大災害がおこる、という全く異なる意見を述べた。
もっとも、このプロセスは化石記録ではよく見られるが、気候の突然の大変動によって惑星が氷河期にいたるメカニズムは、未だ議論の途中である。そういうわけで、「次の氷河期は、すぐにやって来るだろう。惑星から脱出できないことを考えれば、この結果、人類が絶滅するか、あるいは人口が大幅に減少することになる。この惑星は今、死の落とし穴にはまっている。」と彼が言ったとき、私はとても興味を覚えた。
私と同じように、地球上のすべての人にとって自分自身が貴重で大切であるということを、決して忘れないようにしているので、これは非常に憂慮すべき話だと思った。私はすぐに警告を発したかった。私は私たち全員を救いたい、と思った。
その当時、地球温暖化の大きな危機は、地球が恒常的に暑くなり居住不能になるがそれは的外れで、よく考えてもっと後に解決すべき問題だ、と考えられていた。
鍵のマスターは、それがはるかに差し迫った問題であることを示唆した。極地の氷が解けて、北部の海が淡水で水浸しになり、北大西洋海流が機能しなくなる、その結果、「ワンシーズン」で広がる急激な気候変動がおこるだろう、と彼は言った。
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