私はボブと一緒にその出来事について詳しく調べた。
報告に間違いがなければ、それは説明のつかないことだった。
でも、それは二度と起こらなかった。
まるで何かがその存在を知らせるためにこの事件を利用したかのように、その後ますます多くの説明不能な現象が起こった。
1978年9月8日:ボブと私はドライブインに行った。
ボニーとシンディ(ベティの娘たち)は、2人の友人と一緒に家でモノポリー(というボードゲーム)をしていた。
棚の上のライトが点滅したので、子供たちは怖がった。
照明のコードの接続不良?
ソケットの不具合、電球の緩み、ごくローカルな停電?
しかし、そのあと事態はちょっと複雑になった。
それから今日、ボブは自宅で車の整備をしていた。
仕事を終えて、地下室のライトをパチッとつけて、地下室の階段を降りた。
ライトの下を通り過ぎると、ライトが消えた。
彼は階段を上って戻り、スイッチを入れたり切ったりした。
何も起こらなかった!
それから階段の下まで戻り、そこに立った。
ライトが点灯した!
彼は電球が緩んでいないか確認した。
そんなことはなかった。
同じ日の午後遅く、地下室の梁(はり)からラップ音が鳴り始めた。
夕方にはバスルームのキャビネットのルーバーが勝手に上下した。
1978年9月9日:ボブはリビングで男の話し声を聞いた。
彼はラジオだと思って止めに入った。
スイッチは切れていた。
そこには誰もいなかった。
10月になると、ベティが報告した現象はかなり複雑になっていた。
彼女とボブはとても不安になり、私に助けを求めてきた。
私はどう答えていいか分からなかった。
彼ら2人とも正常で健康な人であることは分かっていたし、UFO調査員ではなく超心理学者が必要だと感じていた。
1978年10月19日:夜の8時半頃だった。
私は寝室の隣のバスルームにいた。
ボブは6メートルほど離れたベッドのそばの床で靴下をはいていたところ、突然、部屋の上方でウィーンという音がした。
私はすぐに歯磨きをやめた。
ブラシを口にくわえたまま急いで振り返ると、ボブが私を見上げてバスルームのドアに向かって突進してくるのが見えた。
そこにたどり着く前に、急に彼の姿がドアのところに現れた。
私は彼が自分の姿に突進して、その中に入るのを見た!
奇妙な出来事は冬の間中続いた。
しかし、私は執筆に忙しかったので、ただ根気よく話を聞くしかなかった。
1979年の春、ついに『アンドレアソン事件』が出版された。
ベティとボブと私は、息をのむような全国プロモーションツアーに一緒に出かけた。
この間、ふたりは自分たちの身に起こっていた奇妙な出来事について個人的に話をした。
私は面と向かって彼らを厳しく追及したが、彼らがこれらのいくつかを追体験するのを見て、疑うのがとても難しいと感じた。
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