第12章 らく印
・1980年の春、ベティが退行催眠で子供の頃のUFO体験を思い出すのを聞いている時に、著者(レイ・ファウラー)は激しいフラッシュバックを起こした。
・レイ・ファウラーは退行催眠を受けることを決意した。
・レイ・ファウラー(1933- )
・5/6歳の頃
・レイが寝室で1人で寝ている時、奇妙な電気のようなチクチクする感じで悪夢が始まった。
・明かりのついた小さなホールの前から暗い人影が近づいて来るが、レイは声を出すことも動くこともできなかった。
・この夢は何度も起こった。
・6,7か8歳の頃
・レイは病気のため1人で寝ていた。
・小さなまぶしい光がレイの前でジャンプして、クローゼットの中に入った。
・8歳か9歳の頃
・レイが大きなホールに移動して、窓のそばの長椅子で1人で寝ていたところ、夜中に窓越しに輝く光を見て目を覚ました。
・どういうわけか、窓から部屋の中に生き物が入ってきた。
・光線は窓から家の前の中庭の上にある光の塊まで伸びていた。
・13歳の頃
・1947年の7月4日か5日頃に、レイは初めてUFOを目撃した。
・地元のダンバーズの農場で働いている時、満月の1/4くらいの大きさの白い物体が揺れながら降りてくるのを見た。
・7月7日月曜日の夕方のニュースで、ダンバーズに隣接する町で多くの目撃のあったことがトップで報じられた。
・その年の後半、レイは近所の上空に雲のような葉巻型の物体が何時間も浮かんでいるのを観測した。
・14歳か15歳の頃
・ある日の昼下がり、レイがバーリー・ウッズに出かけていた時、突然夕暮れになった。
・レイはどうして早く時間が経過したのか理解できなかった。
・急いで家に帰ると、遅くなったことを母に叱られた。
・32歳の頃
・1966年4月22日の夜、レイはビバリー警察から、燃えるような緑色の物体が猛スピードで空を横切った、という多数の報告についての電話を受けた。
・報告のあった地域から車で帰る途中、レイは空にオレンジ色の光が自分の方に向かって近づいて来るのに気が付いた。
・船全体が輝いているようで、識別灯はなかった。
・レイのほぼ真上を通り過ぎる時、かすかな低い音が聞こえた。
・35歳の頃
・1969年7月のイギリス滞在中、レイは義理の父の運転する車内にいた。
・海岸に行く途中、突然、円盤型の物体が弧を描いて空から降りて来て、まっすぐ地面に向かった。
・それは遠くにある木々の後ろに消えた。
・旅行から家に帰る途中、レイの娘のシャロンと他の乗客たちは2つの銀色の長方形のUFOがやって来て飛行機の横を飛ぶのに気が付いた。
・パイロットがシートベルトの指示を出していたので、レイはそれらを見ることが出来なかった。
・45/46歳の頃
・ある日の午後、レイはバックで私道に入れた後、荷物を取るためにステーションワゴンの後ろに回った。
・後部のドアを持ち上げて、商品をつかんでドアを閉めた。
・それから振り返って遠ざかると、空中で停止したジャイロスコープのようにヨロヨロとした、かろうじて見える黒い立方体と面と向かい合ったので、本能的に身をかがめた。
・その下に身をかがめ、素早く片側へ寄って、パッと振り返ったが、何も見えなかった。
・16歳?の頃
・おそらく1949年のある秋の日の午後、高校から帰ってきたレイは学校の服を着替えようとして寝室に行った。
・整理ダンスの上に磁気コンパスを置いていたが、その針がゆっくりと回転して、完全に円を描いていた。
・レイがこのことに気づくとほぼ同時に、針はピタッと回転を停止した。
・24歳?の頃
・おそらく1957年のひどい霧の夜、レイは車をゆっくり運転していた。
・突然、1人の高齢女性が車の真正面をスーッと歩かずに動いていた。
・速すぎたので、レイはブレーキを踏む時間すらなかったが、彼女はレイの左に現れて、ボンネットから数十センチ以内のところを通過して、右の霧の中に素早く消えた。
・46歳?の頃
・1980年、レイは外側から地下室に入った。
・色の濃いズボンと白いシャツを着た人影がいて、レイはびっくりした。
・それはかまどの後ろからレイの方に移動してきて、地下室の中の階段の方へ向きを変えた。
・47歳?の頃
・レイと娘のシャロンがゴルフコースの平らな部分に沿って、スキーをしながら家に帰る途中、長い黒色のオーバーコートを着て、背の高い黒色のつばさのある帽子をかぶった男が木の下に立っていた。
・彼は歩き続けるのが非常に困難な深い雪の中で立っていた。
・レイたちが何度か顔を上げて彼をチラッと見て、彼についてコメントをして、再び見た時には彼はどこにもいなかった。
・木の周りには広い空き地があり、素早く移動するのは不可能に思えたし、彼の立っていたところには足跡もなかった。
・48歳?の頃
・1980年代初頭のある日曜日の朝、レイは教会に出席した。
・発育遅延の子供たちの集団がいた。
・その中の女の子の1人が、立って見ているレイのところにやって来て、笑って唇をすぼめてキスをする音を立てた。
・明らかに彼女はレイに腰をかがめてキスをして欲しそうだった。
・レイは笑って彼女を見下ろし、キスをすべきではないかと思っていると、後ろから2つの手がレイの両肩を強くつかみ、下向きの力を加えた。
・レイは係のリーダーがキスを勧めていると思い、腰をかがめて彼女の頬にキスをした。
・まっすぐ立って振り返ると、30cmくらいのところに壁があり、誰もいなかった。
・アンドレアソン事件に関する初めの2冊を書いている時にレイに起こった多くの不可思議なシンクロニシティについての記述。
・1988年8月14日、ベティの両腕に不思議な傷がいくつか現れた。
・それらは3つのマークで三角形のパターンになっていた。
・それらは以前に見つかったベティの左足のふくらはぎの傷とそっくりだった。
・(3日後の)8月17日の朝、レイは自分の右下肢に、切り取られたばかりの丸いくぼみのあることに気が付いた。
・痛みや出血の跡は全くなかった。
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